2020年1月23日木曜日

センター試験総評

センター試験総評

最後のセンター試験が終わりました。来年度からは新たな制度に変わります。
今年のセンター試験は新制度を見据えてか、やや難化した感想を持ちました。
以下、数学・英語の総評をまとめてみました。



□数学ⅠA
「場合の数と確率」で異なる事象の確率を考える問題が出題されました。昨年より難化。

 大問数、配点は昨年と同様。問題量、計算量も昨年並ですが、目新しい問題が多く出題されました。「数と式」では1次関数のグラフの傾きや切片について考察する問題、「場合の数と確率」では4つの異なる事象の確率を考える問題、「整数の性質」では循環小数とn進法に関する融合問題がそれぞれ出題されました。難易は昨年より難化。第1問〔1〕〔2〕〔3〕、第2問〔2〕は数学Iと一部共通でした。


 □数学ⅡB
「指数・対数関数」と「図形と方程式」の融合問題が出題されました。昨年よりやや難化。
 


大問数、配点は昨年と同様。問題量、計算量も昨年並。「指数・対数関数」では「図形と方程式」との融合問題が出題され、数学IIの全分野から幅広く出題されました。また、「ベクトル」では四角形の形状を判断する問題が出題されました。難易は昨年よりやや難化。

 
□英語(筆記)
出題形式は変更なし。第4Aでは図をもとにした計算問題が出題。昨年よりやや難化。

例年通り、前半では発音・アクセントや語彙・文法の知識が問われ、後半では図表を含む説明文、物語や論説文など、多岐にわたる素材を読み解く力が求められました。文法・語法などの基本的な知識とともに、英文全体から素早く内容を把握する力が求められました。例年よりも取り組みづらい問題が増え、全体としてやや難化したと思われます。


 
□英語(リスニング)
日常の場面における実践的な英語力が問われた。昨年よりやや難化。
 
昨年に続き、音声情報と視覚情報を組み合わせて答える問題が出題されました。場面に応じた聞き取りが必要とされ、実践的な英語力が問われました。情報の類推や口語的な応答表現を問う問題を中心に取り組みづらい出題がみられ、第34問では解答時間が短くなった。
 


*これから私立大学の一般入試が本格化します。体調には十分留意して試験に頑張りましょう。

ガンバレ受験生!! BY JJ

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