2018年6月20日水曜日

こう変わる! 大学入試

*現高1生から大きく入試制度が変わります。どのように変わるのかをまとめてみました。参考にして下さい。

① 2020年度からセンター試験に代わる試験を実施


現在の大学入試の象徴でもある「センター試験がなくなる」という話を聞いたことがある人も多いでしょう。「センター試験」は2020年の実施を最後に廃止して、新しいテストを導入することが文部科学省から発表されています。また、新しいテストの実施だけでなく、大学入試全体、さらには高校教育、大学教育を含めた改革を行っていくことが現在議論されています。こうした改革の概要や議論の背景について確認していきましょう。
*議論の経緯と改革の全体像
 
*これまでの議論の経緯


文部科学大臣の諮問機関である中央教育審議会(以下、中教審)では、2012年から文部科学大臣からの諮問(意見を求めること)を受けて、大学入学者選抜の改善をはじめとした高校教育と大学教育の円滑な接続について議論を行ってきました。そして201412月に答申という形で取り纏めた内容を文部科学大臣に提言しています。また、政府内に設置された教育再生実行会議は、2013年の第四次提言で大学入学者選抜の改革について提言しました。これらの議論の過程や提言のなかで「新しいテストの創設」について触れられたことから、新聞等で「センター試験の廃止」「新しく2つのテストを導入」といった形で大きく報道されました。
そして、前述の中教審の答申を受けて、20151月に文部科学省から発表されたのが「高大接続改革実行プラン」です。現在、このプランをもとに具体的な改革の検討が進められています。20163月には、検討の場となっていた高大接続システム改革会議から議論の「最終報告」が発表されました。これらの内容は文部科学省のホームページで確認することができます。


② 高大接続改革の全体像

新聞等では、関心の高い大学入試の改革が大きく取り上げられていますが、今回、文部科学省が進めている改革は、高校教育、大学教育、そしてそれをつなぐ大学入学者選抜の一体的な改革です。それぞれについて様々な施策が示されていますが、ここではポイントとなる項目を挙げておきましょう。

高校教育改革では、学習指導要領の抜本的見直しとアクティブ・ラーニングの充実、そして生徒の基礎学力の把握と学習・指導方法の改善を目的とした「高等学校基礎学力テスト」の導入が掲げられています。学習指導要領は、今の小学校6年生(20164月時点)が高校生になった時に適用される次期学習指導要領について検討が進められていますが、「何を教えるか」ではなく「どのような力を身に付けるか」という観点に立って見直されます。また、科目構成や必履修科目の見直しも行われる予定です。例えば、地歴では現在の「世界史」必修を見直し、「歴史総合(仮称)」「地理総合(仮称)」を必履修科目として設置することが検討されています。数理系科目では、数学と理科の知識や技能を総合的に活用して主体的に探究活動を行う科目「数理探究(仮称)」の設置が予定されています。

大学教育改革では、アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)に加えて、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)の一体的策定・公表を行い、これに基づいて大学教育を行うことを挙げています。また、アクティブ・ラーニングへの質的転換をめざすとしています。

大学入学者選抜改革では、現在のセンター試験を廃止し、思考力・判断力・表現力を中心に評価する「大学入学希望者学力評価テスト」を導入します。各大学の個別選抜ではアドミッション・ポリシー(入学者受入方針)を明確化するとともに、多面的な選抜方法にすることが求められています。

 
③ なぜ改革を行うのか?

なぜ、こうした改革が行われるのでしょうか。これは、国の将来に対する強い危機感によるものです。現代社会は先を見通すことが難しく、今の小学生や中学生が大人になる頃は、現在とは社会や職業が大きく変わっている可能性があります。中教審の答申では、アメリカの大学教授の「2011年にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」という予測が紹介されています。たしかに、今では当たり前のように使われているインターネットや携帯電話が、急速に普及してきたのはここ20年ほどの出来事です。それ以前に今の世の中を想像することが出来た人は少なかったでしょう。ITの発達に伴って、社会や仕事の在り方も変わりましたし、かつては存在していなかった職業も多く登場しました。
今後、日本の将来を見据えると、急速に少子高齢化社会を迎えます。それに伴い、生産年齢人口の急減、労働生産性の低迷、産業構造や就業構造の転換、地方創成等への対応が求められます。国際的にはグローバル化・多極化の進展、新興国・地域の勃興といった社会変動が起こっています。このような混沌とした状況のなかで、自ら問題を発見し、他者と協力して解決していくための資質や能力を育む教育が必要であるという考えがベースにあるのです。

ガンバレ受験生!! BY JJ

 

2018年6月6日水曜日

期末試験対策のご案内

 中間試験が終わったと思ったら、ぼちぼち期末試験が始まりますね。そこで、期末試験対策のご案内です。
 前回の中間試験対策には、たくさんの生徒さんにご参加を頂きましてありがとうございまいさた。好評につき期末試験対策も実施致します。前回よりもパワーアップした内容となっていますので、是非、ご参加下さい。
 何がパワーアップかというと、前回は4日間の設定でしたが、今回は、さらに試験が終わるまでの期間中、通常授業に体験参加できるようになりました。期末対策として 6/23,24,30,7/1 の4日間に加え、通常授業にも参加可能です。通常授業の開校日は各校舎によって異なりますので、大学受験科までお問い合わせ下さい。
 前回同様、各高校の過去問と各高校の試験範囲に合わせた期末試験予想問題(只今、作成中です)を用意しております。この試験で前期の成績が決まります。頑張りましょう!!

お問い合わせは→0463-35-1250 までお願いします。

ガンバレ受験生!! BY JJ

お知らせ

現在、高等部ブログリニューアルしております。 開設次第、ご案内差し上げます。 宜しくお願いします。