2019年11月21日木曜日

センター試験前の注意事項


 試験当日までに確認すること

急に寒くなってきた今日この頃、入試の準備は順調でしょうか?体調管理には十分に気を付け、頑張りましょう。今回は、センター試験当日までに確認しておくとこをまとめてみました。
 センター試験の当日の朝は、誰しも不安になったり緊張したりするものです。ここでは、試験に万全の態勢で臨むための準備と注意点を確認します。 
 当日の注意点については、受験案内や受験票、受験票と一緒に送付される「受験上の注意」にも書かれていますので、しっかり読んでおきましょう。

 

●体調管理はしっかり!

 入試の時期は風邪などで体調を崩しやすい時期です。ワクチン接種をしたり、こまめなうがい・手洗い、十分な睡眠・食事をして、日頃の体調管理にも気を配りましょう。試験前日にゲン担ぎに「カツ丼」を食べるという人もいると思いますが、食べ慣れないものを食べて、かえって体調を崩してしまった、とならないように注意しましょう。

 試験前日、準備が完了したらできるだけ普段どおりの生活をしましょう。緊張して寝つけなくても、暗い部屋で横になって目をつぶっているだけでも体は休まります。
 試験当日も緊張を感じたら、まずは深呼吸。鼻から吸って口で吐くと、緊張がほぐれます。温かい飲み物など、気持ちが落ち着くアイテムを用意しておくのもひとつの手です。
 緊張しているのはみんな一緒です。今までがんばってきたことを思い返して、自信をもって試験に臨みましょう。

 

持ち物の確認 ~前日と当日に確認をしよう~

 持ち物は早めに準備して、鉛筆等不足がある場合は買い足しておきましょう。忘れ物がないように、前日と当日の朝に確認をするようにしましょう。

 

□持ち物チェックリスト

1.受験票・写真表

2.「受験上の注意」(大学入試センターより受験票と同送)

3.学生(身分証明)証

4.黒鉛筆(H、F、HBに限る)

5.プラスチック製消しゴム

6.鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類を除く)

7.時計(アラームを消すこと)

8.携帯電話(アラームを消すこと)

9.交通費(少し余分に)

10.試験場までの地図

11.お弁当・飲み物

12.ハンカチ・ティッシュ・マスク

13.受験票に「上履き持参」とあれば上履きと下履きを入れる袋

14.参考書

15.(必要に応じて)眼鏡・目薬

16.(必要に応じて)カイロ・ひざ掛け・座布団

17.(必要に応じて)雨具

18.(必要に応じて)リラックスグッズ(お菓子など)

 
 
     試験会場を確認 ~会場には1時間前の到着を目安に~

 
 できれば事前に試験会場の下見をしておきましょう。当日初めて試験会場に向かうのでは、予想以上に時間がかかったり、受験する教室が分からず迷って遅刻ということにもなりかねません。下見ができない場合には、電車の時刻や所要時間、会場までの道のりを事前に確認しておきましょう。センター試験は土・日に実施されるため、交通機関の運行ダイヤが平日と異なる場合があります。下見をする際にもこの点に注意が必要です。
 また、当日に雪が降るなど気象による交通機関への影響も考慮し、リスクの少ない経路を選びましょう。前日から気象・交通情報はチェックしておきましょう。
 当日は交通機関の遅延なども考慮して、1時間前には試験会場に着くよう余裕をもって家を出発しましょう。早く着くことで、試験場の雰囲気にも慣れ、心に余裕がうまれます。万が一、電車が事故や雪で遅れるなど不測の事態があった場合、試験時刻を繰り下げることもあります。慌てずに試験会場に向かうことが大事です。
 寝坊などによる遅刻で、試験開始時刻に間に合わなかった場合も、試験開始時刻後20分以内であれば受験が認められます(英語リスニングは試験開始時刻まで)。
 なお、試験は指定された会場以外ではいかなる理由があっても受験できません。必ず、指定された試験場に向かうようにしてください。同じ高等学校の生徒でも受験教科・科目数などにより別会場となることがあります。必ず自分の受験票に記載されている試験会場に向かいましょう。
 急病(インフルエンザや風邪など)やケガにより、試験(2日間もしくはいずれか1日)を受験できない状況となった場合、受験票記載の「問い合わせ大学」に連絡をしましょう。受付時間内に限り、追試験()の受験を申請することができます。受付時間・申請方法はチェックリスト 2 の「受験上の注意」に記載されています。

 
 
追試験について

追試験は、以下に該当する事由により、本試験の2日間とも受験できないか、どちらか1日を受験できない場合に受験することができます。

・病気・負傷により試験を受験できない者

・試験場に向かう途中の事故により試験を受験できない者

・その他のやむを得ない事由(両親等の危篤・自宅の火災等)により試験を受験できない者

追試験は2020年1月25日(土)・26日(日)に実施されます。
なお、追試験の受験教科の単位は2日分又は1日分の教科・科目です。本試験のそれぞれの試験日で1つの教科・科目でも受験した場合は、当該試験日の追試験の対象者とはなりません。

ガンバレ受験生!! BY JJ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年11月14日木曜日

併願大学決定のポイント


併願大学決定のポイント


  

第1志望校が決まり、目標に向かって頑張っている頃だと思いますが、併願校の検討はできていますか? 受験大学を決める作業は、思っている以上に時間がかかります。だからといって、手を抜くわけにもいかない大事なこと。ここはしっかりと検討しなければなりません。
 これまでの受験生の動向を見ると、一般受験の場合、3~5校を受験するという生徒さんが全体の約7割程度です。第1志望校のみの一発勝負! という生徒さんは、かつてひとりもいませんでした。やはり、併願校を絞り、第1志望校の前後にどのような大学を受験するのか、バランスよく受験する必要があります。
 第1志望校より先に併願校を受験することで、入試独特の緊張感に慣れておくことができますし、1校でも「合格通知」を手にすることで気持ちに余裕がうまれ、落ち着いて第1志望校の入試を迎えることができます。このように、「保険」という意味だけでなく、第1志望校の入試で十分に実力を発揮するためにも、併願校はしっかり検討しておく必要があります。



 *ポイント1: 受験校を決めよう


はじめに受験する大学を大まかに決めしょう。受験校を決める際は、自分の勉強したい教育分野であることはもちろんのこと、試験の日程、通学までの道のり、キャンパスの雰囲気、学費、就職・進学状況、入試の難易度・・・など、色々な要素を踏まえて受験大学を決めないといけません。ここでは「難易度」や「入試科目・配点」をKEY WORDに取りあげて考えてみます。

 

KEY1:難易度


 「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という言葉がありますが、大学入試においてこの言葉は通用しません。入試の出題傾向は大学ごとに異なるため、大学別に対策を行う必要があります。さらに受験には体力も費用もかかります。受験校数はある程度絞り、一つひとつの入試に全力を注げるようにしましょう。
 その際に目安となるのが、受験大学の難易度バランスです。チャレンジ校1~2校、実力相応校2~3校、安全校1~2校、計4~6校を目安に検討してみましょう。各大学の入試難易度や合格可能性判定の確認には、今まで受けた模擬試験の結果などが参考となります。

 

KEY2:入試科目・配点


 大学受験で大切なことは、目標を見失わないことです。今まで行ってきた受験勉強はすべて、第1志望校に合格するための努力です。できればその努力が最大限に活かせるところを併願校にできるといいですね。
 入試科目が第1志望校と大きく異なると、併願校の対策に時間を取られ、第1志望校の対策に支障をきたしかねません。併願校には第1志望校の入試科目を利用して受験できる大学・入試方式を検討しましょう。その際、自分の得意科目の配点が高い入試方式がないか併せて確認しておきましょう。

 私立大学では、センター試験の成績を利用できる「センター利用方式」や1度の受験で複数の学科に出願できる方式などさまざまな入試制度があります。その中から最も自分に合うものを選びましょう。
 最近では、複数の方式を受験する人や、インターネットを利用して出願(ネット出願)した人を対象に検定料の割引制度を設ける大学があります。志望校でもこうした制度が設けられていれば上手に活用しましょう。
 科目をそろえて負担は小さく、得意科目の配点は高く、受験料はなるべく抑える。賢い受験が第1志望校合格につながります!

 

*ポイント2: 受験スケジュールを立てよう


大まかな受験校が決まったら受験スケジュールを立てましょう。ここでのKEY WORDは「連続受験」と「受験順」です。

 

KEY3:連続受験


本番の入試は予想以上に体力を使います。模擬試験を受験した日にどっと疲れが出た経験はありませんか? 本番の入試では、模試以上に緊張し、疲れもたまるはずです。連続受験はできるだけ避けましょう。どうしても志望校の試験日が重なってしまう場合でも最大3日までに留めましょう。また、地元での受験ができない場合は、移動時間などを考慮に入れて余裕のある日程を組む必要があります。本学以外で受験できる地方試験を実施している大学も多くありますので、積極的に利用して、受験に伴う移動や宿泊はできるだけ減らしましょう。



KEY4:受験順


 初めての入試は誰でも緊張し実力を発揮できないことがあります。初めての入試が第1志望校とならないように受験スケジュールを立てましょう。このとき入試難易度が右肩上がりになるのが理想的だと思います。安全校実力相応校チャレンジ校の順に受験できるとよいでしょう。
 また、受験スケジュールを立てる際に、合格発表日と第一次手続き締切日の関係にも注意が必要です。大学に合格すると第一次手続き締切日までに、入学金等を納めなければ入学資格を失います。その多くの場合、入学金(20~30万円)は入学を辞退しても返金されません。志望順位の低い大学の手続き締切日が、志望順位の高い大学の合格発表日より前の場合、余分な入学金を納める事態が起こります。なるべく無駄な出費が抑えられるよう、受験スケジュールを立てましょう。
 
 
ガンバレ受験生!! BY JJ

2019年11月10日日曜日

2020年度大学入試センター試験速報


2020年度大学入試センター試験志願者数速報値

 2020年度大学入試センター試験の出願は、1010日が最終日でした。 大学入試センターから発表された出願締切最終日 17時現在の出願総数は 530,917人でした。 前年同日時点と比較すると6,091 人の減少となります。

内訳をみると、高等学校等卒業見込者(現役生)が441,020 人(3,933 人減)、高等学校卒業者等(既卒生)が89,897 人(2,158 人減)となっており、現役生、既卒生ともに前年同日時点より減少しています。

来春の18 歳人口は約8千人減となる見込みで、2019年度入試では、安全志向が顕著だったことから既卒生は減少したものと推測されます。このことから、最終的な志願者数も前年から減少すると思われます。センター試験の確定志願者数は12月上旬に発表される予定ですので、最新情報が公表され次第この場で報告したいと思います。

ガンバレ受験生!! BY JJ

2019年11月3日日曜日

「大学入試英語成績提供システム」の運用見送りについて


「大学入試英語成績提供システム」の運用見送りについて

 

このほど、萩生田文部科学大臣が、2020年度からの運用が予定されていた「大学入試英語成績提供システム」について、実施見送りとなることを発表しました。

この時期の発表は、しっかりと準備をしてきた受験生に混乱を与えかねないものと思います。 以下、概要をまとめてみました。

 

     導入見送りは「等しく安心して受験できるようになっていない」ため

導入が見送られた成績提供システムは、大学入試センターが複数の民間の英語資格・検定試験の成績データを一元管理して各大学へ送付する仕組みで、2020年度からセンター試験に代わり実施される大学入学共通テストとともに大学入学者選抜改革の目玉の一つだった。文部科学省が10月末に公表した調査結果によると、国立大の95%、公立大の86%、私立大学の65%が何らかの形で、2020年度に実施する入試(2021年度入試)で成績提供システムを利用すると表明していた。

萩生田文部科学大臣は会見で、成績提供システムは「経済的な状況や居住している地域にかかわらず、等しく安心して受けられるようになっていない。これ以上、決断の時期を遅らせることは混乱を一層大きくしかねないため、来年度(2020年度)からの導入を見送った」とした。

見送りの発表を受け大学入試センターは、11 1 日からとなっていた受験生側が成績提供システムに成績データを登録するために必要な「共通ID」発行申し込みの中止を発表した。あわせてこれから申し込もうとしていた場合には申込まないよう呼びかけるとともに、すでに申し込み済の場合の取扱いやその他詳細については、改めて公表するとしている。

 
 
     注目される各大学の対応



 各大学の対応も注目される。見送りをうけて、各大学は予告していた成績提供システムの利用方法の見直しを迫られることになる。なかでも国公立大は大半の大学が成績提供システムの利用を表明していたため、今後、多くの大学が改めて対応を公表し直すことになりそうだ。私立大のうち成績提供システムの利用を考えていた大学も、国公立大同様に見直すことになるだろう。一方、成績提供システムを経由せず、出願者本人から英語資格・検定試験の成績の直接提出を求めるとしている大学については、対応の見直しは必要ないが、他大の対応を見て、資格・検定試験の扱いを再度見直す大学も出てくるかもしれない。


 

     英語4技能をはかる新しい枠組みの導入は新課程入試から

 
 文部科学大臣は、今回の成績提供システムの見送りを公表するとともに、「大学入試における新たな英語試験については、新学習指導要領が適用される令和6年度(2024年度実施の2025年度入試)に実施する試験から導入することとし、今後一年を目途に検討し、結論を出す」としている。どのよう結論となるのか、こちらも注目したい。



★ この時期の発表で、大学側は、対応の迅速さを迫られることになる。国立大学をはじめ、このシステムの利用を予定していた私立大学は、入試方法の変更を余儀なくされ、遅くとも年内には対応策を公表する必要がある。準備をしてきた受験生はたまったものではない。 これから各大学で発表される入試方法には十分気を付けたい。


ガンバレ受験生!! BY JJ

お知らせ

現在、高等部ブログリニューアルしております。 開設次第、ご案内差し上げます。 宜しくお願いします。