2019年7月26日金曜日

学部選びのポイント⑦理工学部応用化学科


 今回は、前回に引き続き、理工学部についてまとめてみました。今回は、応用化学科にスポットをあてたいと思います。

 

何を学ぶのか?



産業界を革新する化学技術


応用化学は、化学の理論や知識を活用し生活に役立つ新しい物質を研究・開発する学問。医療や農業、食品、エレクトロニクスなど応用範囲は幅広く、数年後の実用化をめざした実践的な研究が行われています。
応用化学のテーマの一つが新素材の開発です。高分子材料、生体材料、セラミックスなどがあり、スマートフォンのリチウムイオン電池もこの分野で開発された材料が使われています。また、最近では環境に配慮した技術も重要な研究テーマの一つになりました。  たとえば、ダイオキシンなどの有害物質の分解作用をもつセラミックス系光触媒、分解して土に変わるプラスティックなどが開発されています。
大学では、まず物理化学、有機・無機化学、分析化学など応用化学の基礎を学び、続いて高分子化学、触媒化学、反応速度論などの講義や実験、演習を行います。実験の比重が高いこともこの分野の特徴の一つと言えるでしょう。

 

大学選びのポイント

応用化学は、工学部、理工学部に設置されている応用化学科、工業化学科、化学システム工学科などで学ぶことができます。近年は自然環境とのかかわりを意識した環境応用化学科、バイオ環境化学科、あるいは「ナノテクノロジー」に着目したナノサイエンス学科といった学科も設置されています。



 

<理工部へ進学した卒業生・早稲田大学先進理工学部応用化学科>

 

 
幼い頃からアトピー性皮膚炎に悩まされてきました。汗拭きシートでもかぶれたりすることがあり、肌に触れるものには敏感になり、神経を使ってきました。大学で応用化学を勉強して、肌への影響が少ない、アトピーの人でも安心して使える化粧品などの開発をしてみたいと思っています。
 
 
ガンバレ受験生!! BY JJ


 

 

 

2019年7月18日木曜日

学部選びのポイント⑥理工学部電気・電子工学科


今回は、前回に引き続き、理工学部についてまとめてみました。今回は、電気・電子工学科にスポットをあてたいと思います。

 

何を学ぶのか?

  
電子の有効利用を考える


電気・電子工学は、電子のとらえ方によって電気工学と電子工学に分けられます。
電気工学では電子の流れ=電流(電気)を「エネルギー」としてとらえ、効率の良い発電や電力輸送、電気機器の制御や応用などを研究する分野です。具体的にはリニアモーターカーの超電導やデジタル映像処理技術、太陽光発電など、新技術のカギを握る研究も多くなっています。
一方、電子工学はエレクトロニクスともいい、電子を「情報伝達の道具」としてとらえ、電子デバイスを用いた情報処理や制御にかかわる技術について学ぶ学科です。コンピュータのソフト・ハード面の開発、半導体レーザーや光ファイバーを用いたネットワーク技術、発光ダイオード(LED)など電子の性質を応用するさまざまな研究を行っており、現代の先端技術の基盤を支えています。

 
大学選びのポイント 


電気・電子工学はそれぞれが専門性の高い分野であるため、学科・コース・専攻として独立させている大学もあります。
また、一つの大学のなかに電気・電子系の学科が、機械や情報系との学際領域も含めて複数ある場合も多く、それぞれのカリキュラムを比較・検討することが大切になります。





ガンバレ受験生!! BY JJ
 

2019年7月11日木曜日

期末試験速報! (田村校高等部)


多くの高校で、1学期期末試験が終了した頃だと思います。皆さん、ご苦労様でした。 さて、今回の期末試験で、田村校の高校生がとてもよい結果を出してくれので速報でお伝えします。

Kさん(高校1年):

・数学A → 90点以上(入塾前の中間試験では44点でした)
・数学Ⅰ → 80点以上
・英語表現 → 90点以上
・コミュニケーション英語 → 90点以上

                        (点数の掲載には本人の同意を得ています)

以上のようなすばらしい結果でした。
これから結果の出てくる生徒の点数が楽しみです!!

講師からのコメント:
試験前は非常によく勉強していと思います。わからなかった問題も、回数をこなすにしたがい徐々にできるようになってきました。コツコツと積み重ねた成果のように思います。これからも、この調子で頑張っていきましょう。


ガンバレ受験生!! BY JJ

2019年7月4日木曜日

学部選びのポイント⑤理工学部機械工学科


今回は、理工学部についてまとめてみました。理工学部といっても、学科によって様々な学問分野に分かれています。今回は、機械工学科にスポットをあてたいと思います。

 

何を学ぶのか?


 
 

   産業の基盤を支える機械工学


機械工学は、機械が動く仕組みを学び、設計・製作を行う学問です。
機械工学は大きく4つの分野に分かれています。「材料系」は機械に使う材料の特性や強度、新素材の開発が研究テーマ。「熱・流体系」では車やロケットのエンジンなど熱エネルギーを動力に変換する技術について学ぶ。「設計・製作系」では機械や部品の設計・製作・加工のノウハウを研究する。「計測・制御系」では機械をシステムとしてとらえ、測定・制御・運用する技術を扱う。
大学では、1・2年次に機械工学の基礎となる4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)を学び、3年次以降は実験・演習でさらに専門知識を深め、設計演習もより高度で専門的になります。
 
 

    大学選びのポイント

 

機械系学科には大きく2つの系統があります。一つは、機械工学全般を学ぶ機械工学科、もう一つは機械工学のなかでも計測・制御系に重点を置き、メカトロニクスや機械システムを中心に扱う学科です。機械の知能化に焦点をあてる「機械知能工学科」、機械制御システムを統合・開発・設計する立場から機械工学を学ぶ「機械制御システム学科」などがあります。
実験や演習が多いので大学の施設や設備の充実度もチェックしてくとよいでしょう。また、大学院の設置状況や進学状況なども調べておきたいポイントです。


ガンバレ受験生!! BY JJ
 

 

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