2019年12月12日木曜日

センター試験の学習アドバイス(英語編)

センター試験まであと1ヶ月余り。最後の追い込みのときに、少しでも効率よく勉強できるよう、学習面でのアドバイスをまとめてみました。
 
 
英語編

 

基本・標準レベルの文法・語法、そして構文・イディオムの知識を確認し、忘れている事柄を覚え直し、まだ覚えていなかった重要事項をしっかり覚えることが大切です。直前期に入っていますので長文読解の練習も大切ですが、「文法・語法・構文・イディオムの確固たる知識に基づいた長文読解力」を身につけるよう心がけて下さい。

 

·             第1問A・B発音・アクセント問題は、 発音・アクセント問題を合わせて7問という構成(配点14)であり、配点的に無視できない問題となっています。今後の1ヶ月間は、辞書や単語集で単語を調べたら、必ず「発音記号」と「アクセントの位置」をチェックしてください。1日に10語チェックしていけば、合計で300語チェックすることになり、それだけでも十分に自信がつくはずです。

·             第2問A文法・語法空所補充問題は、センター試験が始まって以来ずっと出題されている形式の問題ですが、確実に「差のつく」問題です。できれば毎日10分程度の制限時間を設けて3050題を、つまり1分に35問のペースでー解くように心がけてください。1ヶ月間続ければ、9001500題を解くことになります。ミスをした問題にはマークを付けて、何回か繰り返して解くようにしましょう。

·             第2問B語句整序問題は、やはりセンター試験が始まって以来ずっと出題されている形式の問題ですので、過去問を十分にこなせばしっかりと対策ができます。語句整序問題も確実に「差のつく」問題であり、成績の上位者と下位者の正答率に大きな差が出ています。今後の1ヶ月間は、毎日34題解いて、合計100題くらいは練習しましょう。語句整序問題には、必ず「出題のポイント」すなわち「文法・語法・構文・イディオムのポイント」があります。ミスをした問題は、文法語法用の問題集でもう一度ポイントを確認しておくことが必要です。

·             第2問C応答文完成問題は、5年前から出題されている問題ですが、「語句を並べ換えて正しい文を作る」という点では、語句整序問題と本質的に同じ種類の問題であり、選択肢の数の少なさからすれば、語句整序問題より容易に解くことができるはずです。過去問が少ないので、今年と昨年、および一昨年のマーク模試を解き直したり、センター試験の直前に発売される予想問題集を解いたりすれば、得点源にもできる問題なので、十分に準備をしてください。

·             第3問A不要文選択問題は、5年前に登場した比較的新しい問題ですが、今年のマーク模試では回によって得点率がかなり異なっています。「文脈から外れた内容の文を選ぶ問題」なので、しっかりと文脈把握をしながら文章を読むことによってしか対応する方法はありません。時間をかけすぎないようにすることが大切ですが、そのためには、形式にこだわらず、総合的な長文読解力を身に付けることが重要です。

·             第3問B意見要約問題は、10年以上に渡って出題されている問題なので、過去問がかなり豊富にありますし、問題集なども利用すれば、本番までに十分な準備ができます。各発言者の発言の後半部に主旨が述べられていることが多いことに注意して解くようにするとよいでしょう。

·             第4問図表・広告問題図表問題では、2008年度と2011年度には本文の空所を補充する問題が出題され、2007年度、2010年度、2013年度、2014年度、2015年度、2016年度、2017年度、2018年度にはグラフや表の項目を特定する問題が出題されています。2019年度は、上記のいずれの問題も出題されず、本文と表の内容をしっかり把握できているかを問う問題ばかりになりました。いずれにせよ、本文をしっかりと読み、グラフや表に注意深く目を通し、各選択肢と本文やグラフ・表の突き合わせを誤らないようにすることが大切です。広告問題では、設問を先に読んで、「どのような情報について設問が作られているのか」を把握してから広告や書類を読むようにすれば、「設問を解くのに必要な情報」が探しやすくなります。

·             第5問は、2010年度のセンター本試から形式が大きく変わって、2人の人物による状況説明、メール、手紙、ブログなどを読んで、設問に答える問題が出されましたが、5年前のセンター追試では物語文の長文読解問題が出題され、4年前の本試ではそれにならって物語文の長文読解問題が出題されました。ある年度の追試で出された新形式の問題が次年度の本試に出されたことが過去に数回ありますが、4年前はその最新の例となりました。物語文の長文読解問題は、センター試験の初年度から2007年度まで18年連続で第6問として出題されていましたので、その期間の第6問を10題ほどランダムに選んで解き、さらには今年度のマーク模試の問題を解き直したり、センター試験の直前に発売される予想問題集の問題を解いたりすれば、しっかりとした対策ができます。設問は、内容一致問題だけですので、形式に慣れてしまえば、全問正解を狙える「得点源にできる問題」です。

·             第6問長文読解問題は、 2008年度から物語文に代わって論説文の内容把握問題が出題されるようになりました。それ以降、設問形式に若干の変更はあるものの、論説文が出題され続けています。各段落に番号が打たれていますので、設問と段落の対応がわかりやすくなり、解答の根拠は見つけやすくなったものの、本文が論説文になったため、長文読解力が不足している人にとっては難しい問題となっています。長文問題の解き直しや、マーク式総合問題集やセンター試験の予想問題集を解くことをお勧めします。練習する際には、2025分で速く正確に解くことができるように心がけましょう。
 
 
*体調管理をしっかりと!!
 

ガンバレ受験生!! BY JJ
 

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